最適な機種の選び方
シリーズモデル別の特徴や、馬力、電圧、シャフト長のご検討時に参考にして下さい。
POWER DRIVEとTERROVAの違いに関しては、コチラにも詳細を記しております。
ULTERRA（アルテラ）に関しては、コチラにも詳細を記しております。
１．トローリングモーターのシリーズ選択
各シリーズの特徴をまとめてみました。御購入の際に参考にして下さい。
| ＵＬＴＥＲＲＡ アルテラ |
ＴＥＲＲＯＶＡ テローバ |
ＰＯＷＥＲ ＤＲＩＶＥ パワードライブ |
|
| 馬力バリエーション 単位：ポンド |
112（36V） 80（24V） |
112（36V） 80（24V） 55（12V） |
70（24V） 55（12V） |
| シャフト長バリエーション 単位：インチ |
72inch 60inch 54inch |
87inch 72inch 60inch 54inch |
60inch（ｵﾌﾟｼｮﾝ） 54inch(55/70) 48inch（55） |
| アイパイロット （ハンドリモコン仕様） |
標準装備 | 標準装備 | 標準装備 |
| モーター揚げ／降ろし stow／deploy |
電動昇降 （リモコン操作） |
手動昇降 | 手動昇降 |
| ヘディングセンサー （BLUETOOTH） |
〇 標準装備 |
〇 標準装備 |
△ オプション追加可 |
| 拡張端子 （フットペダル等） |
〇 ULTERRA専用ペダル |
〇 TERROVA専用ペダル |
× |
| 樹脂製着脱プレート 適合品番 |
RTA-17（60ｲﾝﾁ以下） RTA-54（72ｲﾝﾁ以上） |
RTA-17（60ｲﾝﾁ以下） RTA-54（72ｲﾝﾁ以上） |
RTA-17 |
| お客様による メンテナンス難易度 |
不可 | 高 | 中 |
| 推進モーターサイズ （直径呼びインチ） |
4.50インチ（112LBS） 4.00インチ（80LBS） |
4.50インチ（112LBS） 4.00インチ（80LBS) 3.62インチ（55LBS） |
3.62インチ |
| 特徴概要 | TERROVAが更に進化 電動昇降機構搭載 最高峰モデル 初ﾐﾝｺﾀ初心者困難 |
POWER DRIVEを 進化/強化した ハイグレードモデル 使用上注意点ほぼ無 |
基本構造が20年 以上変わらない 単純構造定番モデル 使用上注意点有 |
| ボート大型化による シャフト長改造変更 |
× | △*1 | ○ |
| ボート大型化による 電圧改造変更 |
× | △*2 | ○ |
*TERROVAの改造（*1、*2）に関しては、コチラにも詳細説明を用意しております。
*1 機種によってシャフト長変更の可否が異なります。
TERROVA55LBS-54inch ： 60inchへの改造可能
TERROVA55LBS-60inch ： 72inch、87inchへの改造不可
TERROVA80LBS-60inch ： 72inchへ改造可能
TERROVA112LBS-60inch ： 72inchへ改造可能
*2 構造上、交換パーツが多岐に渡りパーツ代高額の為、非現実的と考えます。
ヘッドユニット、ベースマウント以外殆どのパーツ交換が必要となります。
２．ポンド数の検討
推奨ポンド数の計算は以下の通りとなります。
使用する海域、船体形状などにより適合ポンドは異なります。特にキャビン有りのボートは、同サイズのTトップ艇よりも空気抵抗が大きい為、より強いポンド数が必要となります。
〔必要ポンド数〕＝（船体KG＋船外機KG＋乗員KG＋装備KG）÷45KG×2ポンド
例）当店のYF21（カディ付船体）の場合
| ◆YF21船体重量 | 1020KG |
| ◆船外機4st90馬力重量 | 170KG |
| ◆通常乗員重量 | 60KG×2名＝120KG |
| ◆燃料/バッテリー/装備全般 | 200KG |
| 合計 | 1510KG |
（1020KG＋170KG＋120KG＋200KG）÷45KG×2ポンド＝68ポンド
現在、当社YF21では、80ポンドのULTERRA BTとTERROVA BTを使用しております。
３．電圧の検討
前掲２の必要ポンド数を参考にして、ポンド数に対応した電圧のモデルを決定します。
ポンド数の算出により電圧仕様は決まってしまいますが、例えば、
前掲２の必要ポンド数を参考にして、ポンド数に対応した電圧のモデルを決定します。
ポンド数の算出により電圧仕様は決まってしまいますが、例えば、
例）『必要ポンドが80ポンドがとなるが、ミンコタモーター用バッテリーは１個に抑えたい』
例）『艤装重量やスペースの問題で、複数のバッテリーを積めない』
例）『風強いエリアで使用するので、オーバーパワーでセッティングしたい』
などの理由により、オーバーパワー／ンダーパワーをする場合も有ります。
お客様のボート、使用海域等によりベストなモデルを御検討下さい。
| 〜55ポンド迄のモーター |
直流12V仕様
（12Vバッテリー×1台）
|
| 68〜80ポンド迄のモーター |
直流24V仕様
（12Vバッテリー×2台） |
| 101〜112ポンド迄のモーター |
直流36V仕様
（12Vバッテリー×3台）
|
注１）ミンコタモーター用バッテリーは必ずディープサイクルバッテリーをお使い下さい。
注２）エンジン始動用バッテリーとの共用は出来ません。
注３）24Vや36Vモデルで使用するバッテリーは、新旧を混ぜず、必ず同時期に揃えた物をお使い下さい。
注４）リチウムイオンバッテリーは使用出来ません。（コントロールボード破損の原因となります）
＊リチウムイオンバッテリーに関してはコチラも参考にして下さい。
４．バウマウントモーターのシャフト長の検討
バウデッキ面（取り付け面）から海面迄の高さにより、以下のシャフト長を参考にして下さい。
中途半端な範囲に入り、決めかねる場合、長い方を選択して下さい。
表の数値はモーターがやや深めとなるセッティングになります。
| バウデッキ〜海面迄の長さ | 推奨シャフト長（当店扱い長の場合） |
| 41〜55cm迄 | 42〜45インチ（48インチ） |
| 56〜71cm迄 | 48〜52インチ（48〜54インチ） |
| 71〜86cm迄 | 54〜62インチ（54〜60インチ） |
| 86〜111cm迄 | 72インチ |
| 111cm〜 | 87インチ |
注）モデル別のシャフト長に関しては、コチラも参考にして下さい。
前掲のシャフト選択目安は、多少の波でプロップが水面から出ない様、水面以下のシャフトマージンも算入されております。実際のハウジング上面からシャフトの先端迄のパーツ長は、以下となります。
（シャフト単体のパーツ長です。ハウジング挿し込み部分とヘッドカバーへの挿し込み部分が含まれます。）
TERROVA80/112LBS 72インチシャフト 1920mm
TERROVA80/112LBS 60インチシャフト 1600mm
POWER DRIVE55/70LBS 60インチシャフト 1515mm
POWER DRIVE55/70LBS 54インチシャフト 1415mm
POWER DRIVE55/70LBS 48インチシャフト 1215mm
TERROVAやULTERRAなどのモーター構造は、POWER DRIVEと比較すると組立難易度も高くなる為、しっかり整備出来る販売業者は限られます。POWER DRIVEのみしか扱えない販売者は、TERROVAやULTERRAを薦める訳がなく、POWER DRIVEを薦めるでしょう。（POWER DRIVEが悪い訳ではありません）
海用アイパイロットモデル全機種を取り扱うEASTLAND MARINEだからこそ、モデル別の長所・短所を全て説明し、ご理解頂いた上で、お客様のボート、エンジン、釣りのスタイルに合わせた、満足の行くベストなモデルをお選び頂く事が可能です。
軽量単純構造の利点を活かしてPOWER DRIVEを選ぶか？！
頑丈で取扱注意点も少なく安心して使用出来る上位モデルTERROVAを選ぶか？！
バウへ行きにくい構造のボートである為、維持費がやや高くてもULTERRAを選ぶか？！
ボートサイズや釣りのスタイル、使用頻度、御予算などによっても御検討頂き、お客様にとってベストなセッティングをご提案可能です。是非、EASTLAND MARINEへお気軽にご相談下さいませ！！！
ミンコタに関する情報をSNS配信しております。
Instagramオフィシャルアカウント
facebookオフィシャルアカウント
Twitterオフィシャルアカウント
YouTubeオフィシャルアカウント
ご不明点は、お気軽にEASTLAND MARINE迄お問合せ下さいませ。
メール ： info@eastlandmarine.co.jp
＊携帯ドメイン（docomo,softbank,ezweb）は、予め当店からのメール受信が出来る設定をお願いします。
＊hotmail、outlookメールからのお問合せは対応出来ません。
〔戻る〕