ミンコタアイパイロット、ミンコタ部品販売の専門店EASTLAND MARINE Ltd.,Co.
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低電圧と過電流
 

『低電圧がなぜミンコタにとって良く無いのか?』に関する解説ページです。併せて、低電圧の防止対策に関しても触れます。

電圧(V)、電流(A)、仕事量(W)の基礎的な内容から、バッテリーアンペア数毎の持続時間の計算方法等々は省略し、要点のみを記します。
 

◆よく有るお問合せ

『みんこたふりーく別館』や、『末永くお使い頂く為に』において、かなりしつこく『低電圧の防止』『誤作動発生時は使用中止』の旨を記載しているつもりですが、それでも尚、お客様から下記の様な類のお問合せを頂きます。
 
前は1日使えたのに、最近2〜3時間で使えなくなる。故障した様だ。
しばらく使っていると、いつのまにか停止する。故障した様だ
 →故障の場合、5秒か10秒以内で使用出来なくなります!
 →1分間でも使えれば故障ではありません!


急に暴走して止まった。何度やっても暴走して止まる
何度やってもクルクルとヘッドが回って止まる
 →絶対に何度もトライしないで下さい(汗)
 →典型的な低電圧症状です!


ショートさせていないのにブレーカーが何回か上がった
 →何回もトライしないで下さい(汗)
 
◆本題:低電圧と過電流

以下の症状(症状1)〜(症状3)のいずれか発生した場合、それは(1)〜(4)が発生している事を意味します。

【停電圧+過電流の典型的症状】
症状1)モーターが暴走して高回転となり、やがて停止。
症状2)モーターが回りながら、ヘッドがクルクル回り、やがて停止。
症状3)使用中、いつの間にか停止。

【低電圧+過電流の発生理論と順序】
1)ミンコタにとって最低限必要なバッテリー能力未満となる

2)電力なバッテリーが電圧値がストンと落ちる(低電圧)

3)電流値が急上昇(過電流)

4)ミンコタが電源オンを維持出来ない迄、電力不足となり停止。

【当店を悩ませるお客様珍回答の一例】(「それ」=低電圧)
前掲の低電圧症状の説明を何度かしている、下記の様な珍回答もしばしば飛び出します。(実話です)
・「バッテリーは新品だからそれは無い」
・「持ち帰り充電したからそれは無い」
・「私は電気関連のエンジニアだからそれは無い」
・「私は電子部品関連の会社で役員(部長)をやっている(いた)からそれは無い」
・「マリーナがそれは無いと言っている」
・以前は32Fクルーザーに乗ってが、アイパイロットの釣り為に小型艇に乗り換えた(ベテランだ)。

【トラブルの早期解決策】
トラブル解決には、まずは、下記の思考順序で早期解決を図って下さい。
思考順序1)何はともあれ、「低電圧+過電流の典型的症状」発生なので、まず『低電圧を疑う』。
思考順序2)少しでも疑いの有る箇所は、1つずつ切り分け(改善、確認)し、原因箇所を追い詰めて行く。


これが、最も早期復旧し、快適な釣りを行う幸せへの近道です。

お客様側の1ボーターとして自船に配線したプライドも理解出来ますし、せっかく艤装した配線のチューブを外したり、電源プラグを外したり、狭いキャビンに潜って、接続箇所を確認するが面倒なのも理解出来ます。バッテリーを少しでも長く使い続けたいのも、安価で手に入り易い8sqケーブルを使用したいのも全て理解出来ます。

ですが、ここは、無駄なやり取りをせず、早期解決策にトライしませんか?!

◆図解:低電圧と過電流(誤作動発生のメカニズム)

実測数値では有りませんが、電圧、電流、時間の関係を示したイメージグラフです。
12Vモデルを例としております。

 
【イメージグラフの解説】
 
(A)SpotLock起動時の電流値跳ね上がり
電流値が跳ね上がるのは正常です。通常は数秒です。
この跳ね上がる度合いは以下に影響します。
・ボートの重量、空気抵抗(大型艇>小型艇)
・モーターの電圧仕様(12Vモデル>36Vモデル)

ブレーカーが、ここで遮断されてしまう事が多発する場合、以下が考えられます。
・始動時より、慢性的又は一時的な低電圧/過電流に陥っている(対策:電気系統全点検)
・ブレーカー許容アンペア数が低過ぎる(対策:許容電流の高いブレーカーに交換)
*ブレーカーの交換は、最終策であり、まずは低電圧/過電流を十分疑って調査して下さい。

(B)電圧値の変動
正常時 : 電流値に対し、微妙に反比例して影響を受ける。
消耗時 : 電流値に対し、正常時より大きく反比例します。

(C)電流値の変動
プロップ回転速力により変動します。
SpotLockの場合 : プロップ速力自動制御の為、海況により常時変動。
AutoPilotの場合 : プロップ回転一定、風などの抵抗と負荷により極少変動。

(D)バッテリー残量イメージ
グラフの軸項目には有りません。あくまでもイメージを使み易い様に表記してあります。
電気は見えないので、燃料や飲料水の様に残量を可視化したイメージです。

(E)低電圧×過電流の発生
電圧が急激に落ち、電流値が跳ね上がる危険な状態を示します。

(F)故障
過電流により、以下の症状が発生する場合が有ります。
・アイパイロットユニット内の基板の一部が焼損
・コントロールボード破損(主にモーター出力側が多い)
・ULTERRAの場合、トリムモジュール破損
・1回のかで過電流で必ず破損する訳ではありません。
・停止後に繰り返し再トライする事で、故障確率は倍増して行きます。

(G)目安電圧12.5V
概ねモーター動作時でも12.5V以上をキープ出来ていれば、誤作動可能性低。
×充電後に13.5Vあっても消耗していればモーター動作時急激に電圧低下します。

(H)SpotLockの使用時間軸
誤作動停止後、何度も再トライした場合、この(H)時間は、徐々に短縮します。
更にバッテリーは消耗する為、(H)が短くなっていき更に故障危険性が倍増します。

◆低電圧と過電流の防止対策

低電圧に関係無く、ミンコタ使用には、下記が必要です。
・(必須)ディープサイクルバッテリーの使用(自動車用等は不可)
・(必須)適切な充電(AC専用充電機器による充電、ソーラーパネル充電等)
・(必須)適切な電流値ブレーカーの設置


低電圧防止に最も効果的なのは、以下となります。
・(効果絶大)エンジン稼動時の追加充電機器の併用(MK-1DC、MK-2DC、MK-3DC等)
  *追加充電機器は、ULTERRAの場合、(必須)となります。
・(2年毎推奨)定期的なバッテリー交換と、配線の解放点検(=船側の点検)
・(2年毎推奨)ミンコタモーターの定期メンテナンス(=ミンコタ本体の点検)

◆追加充電機器に関する補足

オルタネーターチャージャーMK-1DC(12V)、MK-2DC(24V)、MK-3DC(36V)は、ミンコタ用のディープサイクルバッテリーを常時高めの電圧に維持する事が可能な為、非常に効果的となります。特に、半日以上〜丸1日釣りをしたいユーザーには必須の機器と言えます。

尚、ミンコタ用バッテリーの充電を、これらの機器のみで通年運用する事は出来ません。AC100V専用充電器やソーラー充電などを併用して下さい。

◆ソーラーパネル充電に関する補足

各種ソーラーパネルが販売されておりますが、充電能力でいうと、快晴時でも100Wパネルでせいぜい5〜7A程度の充電能力となります。一方、ミンコタモーターは速力によって異なりますが、常時10〜40A消費する為、出航中の効果は、無い訳では無いですが、あまり期待出来ません。ソーラーパネル充電をご使用の場合は、係留/陸揚げ保管中の充電用として使用し、出航中は追加充電機器をご使用下さい。

尚、天候により、発電電圧が12Vパネル1枚で、12〜18Vと変動する為、ディープサイクルバッテリーの可変電圧充電器の模擬的な電圧を発生する為、実用範囲レベル迄充電が可能ですが、本来のAC100Vディープサイクルバッテリー専用充電器の様な満充電は出来ません。

以上、長々と、みんこたふりーく別館の他ページとは少し異なった言葉を用いて説明してみました。
 
一部、お客様のお言葉を引用したり、上から目線であえて書いております事をお詫び申し上げます。どうしてもわって頂きたく、どうしても早期解決して頂きたい為にこの様な手法を使ってみました。読み返しますと、ほんと酷い事が書いてありますね。
 
これでご理解頂ける事を切に願います。


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