ミンコタアイパイロット、ミンコタ部品販売の専門店EASTLAND MARINE Ltd.,Co.
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トローリングモーターの艤装取付(取付方法の検討)

★スマートフォン対応ですが、スマホ機種により配線図などの画像が歪む場合がございます。その場合、横長画面で閲覧頂くか、PDFダウンロードをご利用下さい。

この項目は、モーター本体のボートへの取り付けに関する内容です。取付位置、水平角度、垂直角度、穴開けクリアランスなど、検討内容が多岐に渡る為、全てお読み頂いてから作業をして下さい。順番に作業してしまうと、後述項目の条件を満たさない可能性が有りますので、十分ご注意下さい。

艤装配線に関してましては、みんこたふりーく別館〔モーター本体の艤装配線〕を御参照下さい。

艤装完了後の実際の御使用に関しての注意事項、推奨事項に関しましては、みんこたふりーく別館〔末永くお使い頂く為に〕を御参照下さい。



【注意事項】(必ずお読み下さい)

1)取付場所
アイパイロット付きトローリングモーターは、『バウモーター』とも呼ばれる様に、バウデッキにのみ取り付けが可能なタイプの機種となっております。スターン側に取り付けた場合、スターン(船尾)が風上に向いてしまう為、波の打ち込みや、転覆の恐れがあります。必ずバウデッキに取り付けて下さい。

2)取付作業
(陸置き艇の場合)
ボートデッキ上での作業となる為、作業者の地面への落下により大怪我や死亡など重大事故の可能性が有ります。万一に備え、直下の地面には、鋭利な物、工具などを置かないなど、安全には万全を尽くして頂きます様、お願い致します。

(係留艇の場合)
出来る限り、一時陸上げし、上架中に作業を行って下さい。止むを得ず係留中に作業する場合は、引き波等に十分注意を払い、また、波風の強い日の作業は中止して下さい。モーター本体を水中へ落としたり、作業者の落水により怪我、溺死などの重大事故の恐れが有ります。十分ご注意下さい。
 
3)その他
動作テスト等などを行った後に取付作業を行う場合は、必ずプラス、マイナスともケーブルが通電しない状態で作業して下さい。急に動作した場合、プロップが急に動く等により、大怪我、失明等、重大事故を招く可能性が有ります。
 
 
1.艤装取付に関して
 
(1)毎回の持ち帰りを推奨

当店では、毎回の御使用後の十分な水洗いと、持ち帰り保管を強く推奨しております。

ミンコタアイパイロット付きトローリングモーターは、ロワユニット、ベースフレーム、ステアリングモジュールは金属製(アルミ製、ステンレス製)となっております。

ヘッドユニット、ベースユニット外装、プロップは樹脂製、シャフトはファイバー繊維にゲルコート、ケーブル類はビニール系被覆となっております。

ボートに取り付けたまま保管する場合、塩害、雨水によるトラブルだけでなく、太陽光により著しく劣化します。故障頻度、故障率や耐久性は、持ち帰り保管と比較し、大きな差が出ます。出来る限り、毎回の十分な水洗いと持ち帰り保管を行って頂き、末永くお使い頂きたいと考えております。
 
(2)毎回の持ち帰りに必要な物

◆樹脂製着脱プレート
★樹脂プレートの仕様詳細に関しては、コチラ

◆電源プラグ(オスメスコンセント)
ミンコタ製 MKR-26プラグ(ミンコタ純正・2020年新製品)
マリンコ製 12VCPプラグ(一般タイプ最大60A迄)〔取付方法の説明はコチラ
マリンコ製 12VCPS3プラグ(ヘビィデユーティタイプ最大70A迄)〔取付方法の説明はコチラ

 

2.取付位置の検討

ボートのバウ形状、アンカーウィンチなどの既存機器、バウレール、ツノローラー等により、取付位置や向きは大きく制限される場合があります。マイボートの艤装状態に合わせ、ベストな取付位置を選択して下さい。

高さが低いタイプのバウレール、柱パイプの位置によっては、撤去や、バウレールの位置変更などが必要になる場合が有ります。

◆取付位置の検討の基本1)右舷取付と左舷取付の検討

右舷、左舷のどちら側へモーターを出すかは、ロワユニットの岸壁、桟橋等への接触防止の為、通常接岸する側とは反対側(又はバウトップ)にロワユニットが付き出す様に取付して下さい。(左舷着岸の場合、ロワユニット右出し)して下さい。尚、ミンコタ本体(シャフト、ヘッド)が左舷側にあっても、ロワユニットが右舷側やバウトップに出る分には問題有りません。

説明の図解は、船舶や飛行機の基本であるBOARDING LEFT(左舷着岸/左舷乗降)を前提にしたイラストとなっております。右舷着岸の場合は、左右反転位置/向きにて御検討下さい。
 
◆取付位置の検討の基本2)ヘッドの収まり位置

ヘッドユニットが舷縁より内側へ収まる位置、向きに設置して下さい。舷の外側へはみ出したり、舷とツライチの場合、係留中や他船とのもやいなどで接触し、破損する恐れが有ります。

◆取付位置の検討の基本3)DEPLOY時のシャフト位置の検討

DEPLOY時のシャフト位置は、必ずしもバウトップ(バウ中央、キール延長上)である必要は有りません。左右へ少しオフセットした位置でも問題有りません。バウデッキでの釣りや、アンカーストレッジのハッチ開閉に支障が無い様、シャフトを斜め向きに取り付けるなど、バウデッキ面積を有効に活かせる取付方法を御検討下さい。

(1)従来型バウ形状のボートの場合

近年型のバウ形状が四角いボートと比較すると取付位置は限定されてしまいます。

◆右舷出し/シャフト斜め取付


◆バウトップ出し/シャフト斜め取付

 
(2)近年型バウ形状のボートの場合

ヤマハSR-X、ボストンホエラー170モントーク、シュガレイマリンハンマーヘッド140など、限られたボート全長の中で、有効面積を広くとったデザインのボートのバウデッキは、取付位置、取付向きにおいて、非常に選択範囲が広くなります。他の電装品等との兼ね合いを考え、最良のレイアウトを御検討下さい。(但し、SR-Xのバウデッキは、後述の取付面確保において何等かのボート側への加工が必要となります。)

◆右舷出し/シャフト斜め取付


◆バウトップ出し/シャフト斜め取付

(3)シャフトとセンターキールの平行取付に関して

フィッシングボートの特徴はウォークアラウンドです。バウデッキを二分してしまう様な取付方法(下図)は望ましくありません。止むを得ない場合を除き、出来るだけ回避して下さい。

◆米国発祥のバウモーター
トローリングモーターは米国バスフィッシングにて発展した機器です。バスボートでは、バウデッキを広くとり、カーペットを敷いてステージの様な広い釣り座で釣りをします。斜め取付は基本であり、日本に持ち込まれたモーターが、ド真ん中でシャフトとキールが平行取付の写真を見せると、アメリカ人は、"カッコわる!"と言いいます。

◆構造上の強度に関して
アイパイロット付きトローリングモーターは、Deploy状態(シャフト垂直)では、ULTERRA/TERROVA/POWER DRIVEとも、直径約9-10mmのステンレス棒(機種毎に異なる)でステアリングボックスをロックする事によりシャフトの垂直を維持しております。このステンレス棒のパーツ名は、ピンラッチと呼びます。


シャフトがセンターキール上に位置する取付方法は、前方からの引き波や、ボートの行き足が残っている状態でのDEPLOYにより、全ての力をピンラッチで受けてしまい、大きな負荷が掛かります。特にロワユニットが横を向いている時の引き波や、60〜72インチのロングシャフトモデルは、テコの作用により、尚一層大きな負担が掛かります。

〔正面取付(左)と斜め取付(右のイメージ〕

この負荷をピンラッチが斜めに受ける様にして、マウント側の広範囲へ逃がす事により、ピンラッチ破損(曲がり)を大幅に回避する事が可能です。特にPOWER DRIVEシリーズは構造上曲がり易いので、取付向きと、負荷を掛けない様な使用を心掛ける事が必要です。

◆この取付位置と向きはなるべく避けましょう!
 
3.取付面の検討
 
バウデッキ上の取付位置、モーターのおおよその向きが決まったら、今度はバウデッキ上の平面部分を確保出来るかどうか検討する必要が有ります。使用する樹脂プレートとほぼ同等の面積が必要となります。完全に平らで、突起や面の歪みが無い事が必要です。

また、ボートが水面に浮かんだ際、シャフトが水面に対しておおよそ垂直か、又は、迎角がプラス側(モーター前進動作時にバウ浮上)への傾きである必要があります。

平面が確保出来ない場合や、バウデッキが”前下がり"(シャフト迎角がマイナス)の場合は、ステンレス加工プレートや樹脂プレートなどを別途用意し、取付面を設置する必要が有ります。

(1)シャフトが水面に対しておおむね垂直・・・理想的


◆シャフトの迎角がプラス方向(バウ浮力UP方向)・・・問題無し


◆シャフトの迎角がマイナス方向(バウ浮力DOWN)・・・×望ましく無い
 
4.取付穴のクリアランス確認

既存のアンカーウィンチ、バウレールなどを避けて、おおよその取付場所が決まったら、取付穴のクリアランスを確認します。プレートの外枠の大部分がボートの舷縁に収まるだけでは取付出来ません。以下の条件を満たす事が必要です。

条件1)Deploy状態でのシャフトのクリアランス確保
シャフトがボートの舷に干渉せず、舷の最も出っ張っている部分とシャフトとのクリアランスを15mm以上確保して下さい。

モデルにより、フレーム形状は異なりますが、本体裏側から見て、最前部の大きな切り欠き(凹部)の最奥部にある切り欠きラインよりも前に船体の一部が出ない様に取付る事が必要です。

特にULTERRAは、これより前に設置してDeploy操作を行った場合、チルトモーターやトリムモジュールを破損させますので、十分注意して取付位置を検討して下さい。


この様になり、船体に無駄な穴を開けぬ様、十分ご注意下さい。
*ULTERRAの場合、破損する場合が有りますので、取り付け位置には十分ご注意下さい。

条件2)船側樹脂プレートの取付ネジクリアランスの確保
緑点線は、現実的な取付可能ラインの目安です。これより舷の外側に皿ネジの穴が来てしまうと、実際にバウデッキ裏側からナットやワッシャーリングを締め込む為のクリアランス確保が難しくなります。

下図イラストを御覧下さい。CDの位置、向きの場合、取付出来ません。

AB:舷縁と樹脂プレートが垂直で、シャフトは舷に干渉せず、ナットも緑点線内の為、取付可能です。
C :舷縁と樹脂プレートの角度が浅い為、シャフトが舷に干渉し、取付出来ません。
D :舷縁と樹脂プレートの角度が浅い為、船側プレートのネジ穴が緑点線外側の為、取付出来ません。
★黄色の矢印は、問題箇所のシャフトと取付ネジ位置を示しております。


着脱プレート関連は、下記にも詳しい記載が有りますので、ご参照下さい。
クイックリリースマウントのサイズ
モーター本体とクイックリリースマウントRTA-17の取り付け

 


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